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渡文展はじまり

一本だけ雰囲気の違う帯がその中にありました

 

ぼくが渡文の帯と接してもう結構経ちます  この業界に入ってからだから15年以上  当初は毎日のように100本以上の渡文の帯を見ていました  ですから渡文はすぐにわかるつもりでした

 

ですが、この帯はちょっと違う  波衣 纐纈 彩纈 用美とも違う  言葉で表現するのは難しいけれど何か違う

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これが表

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これは裏

 

伝統工芸士の村井先生が説明してくれました

西陣の帯を作るにはいくつかの工程を経る必要がある  それぞれ工程ごとに職人がいて成り立っている 皆高齢化していてるため、いつか職人は代替わりしなくてはいけない

 

ですが、どこもその跡取りがいない と

 

需要さえあればそれぞれの仕事は守れるけれども、そうでないとこのような厳しく給料も少ない仕事の跡取りが増えることはない

 

そこですべてを一人でできる職人を育成している というのです 

 その作品がこれだそうです

 

織りを10年やってその後にデザインを含めそれぞれの工程を勉強した30代の女性  今まで、多くの先輩が作られてきた渡文を継承するために活動しているひとりの女性の作品です

 

渡文らしい渡文も、このような新しい帯もぜひ見ていただきたいです  そして感想をきかせてほしいです  この新しい帯には渡文が今まで培ってきた技術に新感覚のセンスが入っていると思います