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草履と車は高い方が良い?

先日、開催した函館での衿秀展

 

 

きもの・帯について話してくれるメーカーさんは数あれど、小物について語ってくれるところはあまりありません  ということで無理を言って函館開催をお願いしました  

 

とはいったものの、メーカーさんは普段、問屋さんや小売店を相手に商売しているので、何を話してよいかわからないそうです

 

 

そんなことあります

 

 

問屋・小売店もプロなので一通りのことは知っています ですからメーカーさんもそのうえでの商品説明はしますが、日ごろ接点のないエンドユーザーの方が相手だとはたしてどこまで話してよいものか  いつも通りでもだめ(難しいので)  誰でも知っていることを話してもだめ という

 

 

テレビ工場の工場長が、「この画面に使用している素材が日本製の~~という水のきれいな街なんだよね」 と言われたところで意味不明です  

 

というわけで事前に打ち合わせをしまして、できるだけわかりやすくお話しをお願いしました

 

例えば草履について

 

・良い草履と悪い草履の見分け方  

通常は台に穴を空けて、鼻緒の紐を通して裏で止めるのですが、それが裏までまわっていないというすげ方をするところもあるとか  実物を見せてもらいながら説明くださいました(これは実際にあった例でメーカーさんもびっくりしたそう)  裏の留め金の部分が盛り上がっていることを確認したら、ちゃんとすげている、ということだそうです  ちなみに裏まで紐が通っていないと、天に負担がかかるので、台との接着が剥がれやすくなったりと問題が生じやすいです 

 

・鼻緒の先(つぼ)が指の股にあたって痛いときの対処法  

鼻緒がきついので、裏の金具を外して調整するのですが、これは器用でないとちょっと大変  台そのものの形状が問題の場合もあります 前傾しているものなど

 

・草履の台の高さについて

 以前は、低いものがカジュアル用、高いものが礼装用とされてきましたが、今はそうでもありません

 

きもの主要紙の「美しいきもの」や「きものサロン」などを見ると、背の高いモデルさんが帯の位置を高くして着ています  足は長く腰の位置も高い(モデルさんといえど) おそらく写真撮影時の着付けでは通常よりも帯を高めに結んでいると考えられます

 

パンツルックと違い、ワンピースのように上下がつながっているきものは、腰の位置は帯をしないと傍からはわかりません  洋服と同じように和装であっても腰の位置が高い方が素敵に見えます

 

そしてそれは草履の高さによって演出することもできます

 

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こちらは1段

 

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こちらは3段

 

これだけでも高さに影響します そして天(台の足をのせる面)の膨らみ

 

 

これは真綿が入っているのですが、9センチほどの厚さを入れるそうです 運動靴のように足の裏にしっかりとフィットして楽に歩くことができます  高さも出るので一石二鳥です

 

 

1段から3段にすることで1センチ以上、真綿を入れことで5mm以上高くすることができます  靴の底上げではありませんが、ヒールを履いているようにスタイルがきれいにうつります

 

特にこだわりがなければ、3段で真綿入りを断然おすすめします  これはオーダーできます  彩蔵の店頭でもご注文いただけます  履いてお試しくださいね

 

 

さて、函館の衿秀展を開催している日  午後から天気が荒れる という予報が出ておりました  前日からそれを知っていたので、お客様が来てくれるか不安でした

 

朝は晴れ お客様は無事にご来場  昼まだ晴れ お客様は無事にご来場(午前と午後に分けて開催しました) 2時ころ、天気予報通りに吹雪になる ちょうど羽生君が金メダルをとったころでした  

 

その余韻のせいもあって天気も忘れておりましたが、片付けるころ  外は荒れ模様

 

お客さまと「これから札幌ですか? 気を付けてくださいね」 「気を付けます~」 なんて会話をしつつ  会場をあとにしたのは18時

 

雪はひっきりなしに降り  ガタガタの路面で市内から出るのにも苦労するほどの混雑でした  途中で高速が閉鎖されていることがわかり、下の路を走る

 

 

でも、羽生君の金  宇野君の銀 の映像がテレビで流れ、良い気分でドライブを楽しみました  フルセグのチューナーを搭載している車だったので、田舎道でもほとんど見ることができました  あとから考えるとこれも良かった。。。

 

 

相変わらずの天候  メーカーさんは風邪の症状が出てきて助手席で眠り、ぼくはテレビを見ながら車を走らせます

 

 

道路情報では「~~峠閉鎖」の文字が・・   その峠ってどこ? なんて思いつつナビでみてもわからず  峠を通らない方の路に行くことにしました  それがいけなかったのか

 

黒松内に差し掛かったころ  天気は相当ひどいものでした

 

 

視界20mほど  横からは強風  降雪量は多くないものの道路脇の雪山から容赦なく粉雪が車をたたきつけます  幸い、前にはトラックが走っていたので安心していました

 

トラックはプロだから抜け道を知っているだろうし  大きいから視界からもそうは外れない  何より先を進んでくれている という安心感がありました  

 

しかし、トラックはスピードをゆるめずどんどん行きます  おいてけぼりにならないように頑張りますが、恐怖心から少しずつ距離はあいていきました  気づけばトラックはもう見えなくなり、視界は3m いやそれもなかったように思えます  このときの不安はだいぶ羽生君に助けられました  何度も金の滑りを流してくれていたので

 

視界がないので、道の車輪の跡だけを見て走ることに  いつの間にか山に入っていてそのときはテレビも映らず  眠っているメーカーさんを起こしたくもなかったので気を紛らわすために音楽をかけることに

 

元気の良い イエローモンキーをかける  気分が上がってきました  ひとの心って単純です  1曲目 2曲目 盛り上がってきました  視界はさらに悪くなり、道の車輪跡も見えないくらいに  その頃、曲調は暗く、低音の響くものに   それに比例してぼくの心は不安でいっぱいに   すぐ曲は変えました  これ以上落ち込みたくないし

 

 

 このまま行っても大丈夫なのか?  もう道がみえない というか雪が積もっている  これ埋まるんじゃ・・・  その頃にはメーカーさんも起きていて引き返すことに  別の路に入ってしばらく進みました  

 

視界は相変わらず数mでした  車高が高い車だったおかげもあってか割りと順調に  これ雪の降らない地域ならもうダメですよね~  なんて軽口をたたきながら・・・ 

 

 

でも本当の恐怖はここからでした。。。

 

 

本日 2月21日は新聞にチラシが折り込まれました  特典もついております  札幌で着付け教室に・お手入れに興味のある方はお問合せくださいね

 

教室の詳細は → こちら

 

Tel 011-614-0222 まで