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おとなのお店

おとなのお店

年を越すとまた年齢も増えます

 

数えの考え方をしてしまうと実際に誕生日が来ていないのに、もうその年齢になったように思ってしまう  半年くらい損した気になります  誕生日がくるまでは~歳だ、なんて細かく考えていると疲れる  ここまで年齢にこだわるのは日本人だけでは? と思うこともある    もう世の中から年齢という概念はいらないのではないでしょうか

 

年齢を基準にするから余計なストレスを感じてしまうのだと思う もういい歳なんだから  そろそろ大人になりなさい   逆に 若いのに成人病かい  老けてるね年齢の割に とか  負をイメージしてしまうことも少なくなってくるかも

 

 

若いね とか アクティブだね というのは年齢にしては という前置きがあってはじめて成り立つ誉め言葉  年齢関係でいわれてうれしいのはこれくらいでしょうか

 

 

ぼくもいい歳になってきて 食事をする場所も気にするようになってきました    かつては  外食 > 自宅で食事 だったからどこだって嬉しかった     そうでもなくなってきました  大人になると楽しかったことが少なくなる

 

同じメニューなら外食は断然高上りだし、食材が同じでもそうです  だから当然、外食のほうが勝っている とはいえません  店でカップラーメン食べるなら家で食べる と思うように、冷凍の揚げ物が出てくるなら家で食べます  雰囲気が格別とか、食べる相手が特別ならそれでも外食がいいですけど

 

 

外食は自宅でできないような料理じゃなきゃいや ということはないけど空間や時間を楽しむ という点で、大人の食事処で外食をしたくなってきました

 

先日、お店が終わってから急遽、食事をしに行くことにしました  妙に寒くて暖かいものを食べたいけれども家で準備はなかったから

 

今、外食をするときほとんど予約をしてから行っていますが、急に何の準備もなくいく外食ってちょっとうれしい感じがします  子供のころ、家族で外出していてその流れで「遅くなったから何か食べていこうか」みたいな  ラッキーな話

 

今回は寒かったし、お腹減ってたし、近く を優先していたのでやっぱり円山 という流れに   円山は名店が多くて値段もハードルも高いところも多い だけど意図せずに行くのでそういう気分ではない

 

 

そこで選んだのが おでん屋さん  おでんという庶民的な料理を主としているなら、そこまで格式にこだわった店ではないだろう と

 

円山の環状通りにあるおでん屋  存在は知っていたけど評判も何も知らない  食べログも調べないでいきなり行ってみました  駐車場は店舗の前にある2台  この1台は店主のかもしれない  そもそも、おでん屋さんはおでんをあてとしてお酒を飲むはずだから、車で来るお客さんは想定していないのかもしれない

 

入ってみると常連さんらしい壮年期のカップル  ある程度の年齢というだけで、なぜか常連さんに見えてしまうのはなぜだろう  その方たちが初だとしても見える  きっと落ち着いた大人はどこでも自然体にふるまえるからだろうか

 

とはいってもぼくも傍から見れば大人  ふるまい次第では常連に見えるだろう

 

 

おでんと焼き鳥が主らしい カウンター越しに見えるおでんたちはコンビニよりも濃い色の汁の中で気持ちよさそうに泳いでいる  NHKでおでんのアニメがあったっけ  

 

定番のだいこん・巾着・ちくわなどと焼き鳥を注文  身体が冷えているからこういう暖かいものはありがたい  外からのもので体温を調整しないといけない大人になったんだなあ と思う  子供のころは寒さに負けなかったんだけど  これは脂肪量の増加のせいかもしれない  子供は風の子 とはよく言ったもんです

 

おでんは思ったよりも甘い  これは好み  煮つけとか煮豆とか甘いおかずはフレンチやイタリアンではお目にかかれないと思う  日本人に生まれてよかった とまでは思わないけど、こういう甘味がおいしいと思える大人になれたんだなあ としみじみ思う  そして今は、酢っぱいものも妙においしく感じる これも大人なのだろうか

 

焼き鳥は焼き立て(当然)  焼き鳥の肝になる部分は塩加減だと思う  肉はどこもそんなにかわらないはずだから  ここは塩気がきいていて旨い  ちょっとしょっぱい → 飲む 飲むから塩っけがほしくなる というスパイラルにははまらない  ぼくはお酒飲まない派なのでその作戦にはのらない というかごはんが食べたくなる

 

 

でにぎり2個 注文  これも肝のひとつは塩  これも絶妙

 

 

塩の具合がいいだけ(決してそれだけではない)でも そのお店が自分にあうかどうかは決まるのかもしれない  ぼくは2回目も来たいと思えるおでんやさんをひとつ発見しました  おじさんとおばさんの対応もいいんだよな~  

 

いい大人は行きつけのおでんやのひとつやふたつ持ってないと! 

 

 

 

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