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見分け

見分け

実は先週 営業に行って参りました  お店を開けていることも営業というけども、ここでいうのは飛び込み営業のこと

 

たくさんある嫌いなことの中で限りなくトップに近い営業

 

しかも飛び込み  全く知らないひとのところへ突撃していく  それはまさに切り込み隊長  今までカバーしてくれたものは全てなくなり、生身の身体ひとつで戦わなくてはいけないという厳しい状況  それが飛び込み営業   嫌なんだけども  本当に嫌なんだけども行ってきました

 

目的地が近づくほどに  あぁ~ 嫌だな  行かなきゃだめかな  誰(営業先)もいなきゃいいな  などとマイナス思考に陥ります  もう苦手な体育があるときの小学生の心境です

 

行かなければいけない  行けばお取引が始まるかもしれない  だけど・・・

 

営業嫌いでマイナス思考のぼくは技を編み出しました  それは「最初に目的を言う」

 

日ごろ自分が店頭に立っていて自動ドアが開いたときに思うこと  それは、どのような目的で入店されたのだろう  きもの好き? 着付け教室に興味? お手入れ?  道に迷われた? または営業?

 

これらがわからない場合は、天気の話などしてみる  どなたにも共通する話題なので  目的が判るまでは少し緊張が続きます   先方にそんな思いをさせてはならない   というわけで 最初に「営業に来ました」 と言ってスタート

 

それで先方の気持ちが大体わかります

面倒くさいな  ちょっとくらいなら話聞いてもいいかな  無心  etc

 

営業嫌いで経験もないぼくの技がどれだけ通用するのかわかりません  これは、中学生のころ 外で不良に絡まれたらこう反撃しよう  と毎日家で練習(ひとりで)していた昔のぼくとなんら変わりない(もちろんケンカなんてしたことのない)  全然成長していない

 

さて、行ってみる   意外に皆話を聴いてくれる  優しい  先方は大人です  営業マンだっていつお客さんになるかわからない  今日の敵は明日の友 というやつです(?)  のわりにタクシーの運転手さんはお客として乗ったときと、車ですれ違うときと対応が違う  車運転してたってタクシー乗るときあるんだけどな とそんなことを思う

 

 飛び込み営業を生業としているひとはすごい  強靭な心をもち、生身の身体で戦っている  そんなときに自分を守ってくれるのは気持ちでしかない  根拠のない自信 だと思う  

 

僕が編み出した技ですが、先日同じ技を繰り出した若い営業マンがいました  慣れている感あり  やり手な感あり  きっとこの技はなかなかのものだと思う

 

一方、お店ではぼくをカバーしてくれるものがたくさんあります  知識とセンス満載の心強いスタッフ  円山という好立地にあるお店  優しいお客様たち  これだけでぼくは家の中にいるかのごとく、のびのびとさせてもらっている  4年かけて作り上げたのがこの環境です 

 

この環境でちょっとした目標は、もっときもの姿のお客様をこのブログでアップできたらいいなあ ということ   きもの店はほかのお店に比べて来店が少ないのです  しかもそれがきものを着て となるとまた少なくなってしまいます  

 

というわけで今日はこの秋から教室に通われているSさまを撮らせていただきました

無題 

一見すると色無地  だけど  これは地模様の入ったお召  

そして「おおば」 の帯 

帯締めも効いてます  

 

おしゃれです  こんな方がいつも来てくれるお店の評判うなぎ上り  Sさまありがとうございました

 

そんなここ最近の彩蔵は来週の企画の前で少し静か  

その代わり 衿秀の新作 小物が入っております

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これは先染めの糸を使って織りあげられた帯揚げ  光沢があり、これからのパーティーシーズンを盛り上げてくれます

 

 

 

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こちらは 大きな絞りと小さな絞りを駆使して作られた手の込んだ帯揚げ

多色を用いているので様々なきものにあわせやすい  ただ少しだけ高価なのが玉に傷

 

パーティーや忘年会にきもので参加を予定されている方は、小物でアクセントをつけて楽しんでほしいです

 

 

 

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